MyTomo Friends Service マイ友国際フレンズサービス

Miuraの気まぐれ絵日記(2005年)

2005.12.31 すでにいくつかの有名サイトで紹介されている忘年会、私も参加してまいりました。ちょうど年末に帰国する予定があり、川崎の溝の口で例会をやっていたおささん他のメンバーで集まろうかという話になったのですが、せっかくなら国分寺のgikyouさんのお店で美味しい物でもいただきながらということになりました。お店に我々が集まっても忙しくて厨房から出てこれないgikyouさんの提言でもっと人を集めて貸し切りにして忘年会と言うことでみんなで楽しもうということになったらしく、顔の広いお二人の一声ですごいメンバーが集まってしまいました。幹事のご存じJulius Racingのおささん、場所を提供していただいた義蕎のgikyouさん、義蕎の常連でもある43ファクトリーのTatsuroさんとスーパーコレクターのTさん、一番遠方からの参加者Ariya's Home PageのAriyaさん、いつものメンバーうおかねさん、Crazy little thing Called 43のハルパパさん、Xモデルこと花宗技研さん、スペシャルなゲストはGDSTのカミムラさん、GAMのグルリットさん、Hi.S Modelsの鈴木さん、ZモデルのOさん。そしてmiura。Forty Three-SevenのKAWAKAMIさんは宅急便で、一時出所中のInnocent EyesのYさんは電話で参加していただきました。この手のオフ会にはあまり参加されない大物もたくさんいらっしゃって人数の割にはものすごいメンバーが集まったものです。年末に今年最高のイベントを楽しむことが出来ました。
さて今年の完成品はアルピーヌA310の一台だけ。VectorとMercedes CW311は完成寸前でストップ。どれも去年以前に作り始めたものばかりですけどね。今年は留学のため前半半年だけしか製作できなかったし、その6ヶ月にしても博士号論文執筆のため3ヶ月、海外転居で1ヶ月半は全く触れなかったわけですから最近の私のペースを考えればこんなもんでしょ。これまで日記に書いてきたように物欲だけはしっかり続けてきたので決して43不毛の年って訳じゃない。43をはじめて4年目の年でしたが相変わらず私の日常生活の多くの部分を占めているのです。
来年は43界にとってどういう年になるでしょうか?業界全体としては完成品へのシフトが進むでしょうね。アイドロン/ Look Smartの成功を見てタメオやBBRからも2万以下の買いやすいものがどんどん出てくるようですし、他のメーカーも追従するでしょう。ダイキャストメーカーの方も価格とクオリティーを上げた上級モデルをリリースして1-2万円の価格ゾーンの競争も激化すると思います。キットの方もビッグスケールのほうが伸びているのもあっていくつかのメーカーは43を縮小してしまうこともあり得ます。残念ながら我々43ビルダーにとって状況が良くなるとは思えませんね。モチベーションを保つのが難しくなり、作るのをやめてしまう人も出てきかねない。一方でダイキャストの市場が大きくなれば、それを買う人の中から昔やった模型作りの楽しさをもう一度味わいたくて、あるいはこだわりを満たしたくてキットに転向する人も増えてくれるんじゃないかという期待もある。そんななか私としては新生プロバンス、パドックやピラニアに期待したい。F1もTameoの一人勝ちという決して好ましくない状況を打破してくるメーカーの登場を望みます。
気まぐれ日記2005年版も今回の更新で終わりです。次回はレトロモービルのレポートをお送りできそうです。2006年という年が43ビルダーにとって良い年になりますように!皆さん良いお年をお迎え下さい。

今年最後の更新ですのでSecret Photoを一枚だけどうぞ。尚、この写真の詳細については一切No commentですのであしからず。
2005.12.18 久々の物欲報告。まとめてどうぞ
1.) 前に書いたBAM2のバーゲンではArenaのポルシェ以外にもルネッサンスのTR500と860Monzaや私にしては珍しくMCMのDelahaye135S、TopQueenのメルセデスW125なんてのも買いました。バーゲン後BAM2でのキットの扱いは縮小されましたが新製品はちゃんと入ってきているようです。
2). 海外の某掲示板でピラニアモデルがもうすぐなくなるという噂を聞きつけ、eBayのショップからFerrari 312PB, Daytona Spider, Jaguar XJS Group44, AstonMartin Vanquish "S", Mini ACV30, Mini GRP Aを購入。ピラニアのeBay shopは安いのでお勧めですね。同社のMike Craig氏によれば、ピラニアがなくなるというのはガセ情報で既に来年リリース予定のキットを開発中とのことで一安心。これまで一風変わった車種ばかりモデル化してきたピラニアですが、AMRuf亡き後フェラーリ等の人気車種をリリースしてくれるのではないかと密かに期待しております。
3.) 先日は以前に住んでいたVoltare近くに行く用事があったので久しぶりにMiniMiniを覗いてみました。相変わらず数は少ないのですが、半年前と比べるとストックはちょっと変化しているようで、右に紹介したようなキットを入手できました。
4.) BHVでリューターをつけて使うドリルスタンドを26ユーロで購入。安物だけど役に立つかな?

ショップ情報更新
1.) 仕事ついでに2003年にパリに来たときに行ったポルト・マイヨーのお店を見てきました。品数が減って隙間が目立ってました。右の写真のようなちょっと珍しい完成品がありました。
2.) 以前に紹介したE.O.L.では各店舗に残っていたキットをうちから5分のところにあるルーブル通りパリ右岸店に集めたようでプロバンスやスターターのキットを少し在庫してありました。
3.) 今週末はイタリアのベニスに行ってきました。美しい街でしたが食事に関してはフィレンツェの方が安くて美味しかったな。茹でたオマールエビは最高でしたけどね。ミニチュアカーショップを見つけたので覗いてみたらちょっとだけキットを扱ってました。メリとレーシング43のラリー車ばかりで興味を惹かれるものはありませんでした。ベニスから電車でパドバという街に出かけたのですが、その時ベニスの駅でピニンファリーナデザインの長距離列車を見かけました。

さて、もうすぐ一時帰国します。私の帰国に合わせて親しい43仲間が集まってくれます。楽しみだ!

TenarivのAlfa Romeo33 Stradale。TechnoModelのキットも持っていますが、これもなかなか格好いい。AMR/TenarivのLigier JS11/15 '80。良くあるレジンではなく貴重なAMR製メタルキット。ホイールは挽きものでカルト製デカールは2種(通常&塗り分け用)。Fウィングのない私好みの仕様。キャスティングは美しいのですがディテイルが甘く手の掛かりそうなキットです。フランス車だから帰国記念企画にするかな?ポルトマイヨのショップ。手前のLMはAnnecyのようです。奥のコルベットはAMRかな?ベニスのショップ。お店やレストランが多数集まるリアルト橋のたもとにあります。ベニスにおいでの際にはついでにどうぞ。但しあまり期待しないように。

2005.12.15 パリ冬の風物詩
冬のパリは寒いです。しかもこの季節冷たい雨が多くて寒がりの私には辛い季節でマフラー、セーターは必需品です。日照時間も短く、仕事に出かける7時はまだ真っ暗だし、日の出は8時過ぎ、夕方5時過ぎには暗くなってしまいます。夕方遅くに仕事を終えた日なんか一日中夜だったんじゃないの?と思ってしまうほどです。夏は6時に日が昇り、夜10時頃まで明るいんですから、この差は日本では考えられませんね。でも12月になりだんだん街がキレイになってきました。市内のいたるところで通りが電飾で飾り付けられクリスマス(フランスではノエルといいます。因みにサンタはペール・ノエルです)気分を盛り上げているからです。先日有名なシャンゼリゼのクリスマス・イルミネーションを見てきました。観光客もぐっと減ってちょっと寂しい感じもするシャンゼリゼですが、さすがにキレイでした。シャンゼリゼと言えば、長らく工事中だったルイ・ヴィトンの堂々たる新店舗が完成していたので、お上りさん気分で覗いてみました。豪華な店内ですが、気軽に入りやすくて、店員の対応も素晴らしく(この季節は客が少ないせいか立ってるだけの店員がやたらと目立つ。対応がよいのは暇なせい?)、パリの高級店にしては珍しく全ての商品に値段が付いているのがさすが国際的ブランドだなと感心。因みにフランスではヴィトンは若者には人気がないらしいのですが、たまに見かける人はやはりお金持ち風ですね。こちらの若い女性のファッションはほんとに質素で東京に帰ると若い女性が華やかだなーと感じます。パリの観光客でも一番おしゃれで質の良さそうな服を着てるのは日本人女性ですから。あ、ダサイ人もかなりいますけどね。
さて、12月にはあちこちでクリスマス・パーティが行われる(先日うちのアパートでもやりました。こちらではパーティのことをフェットと言います)のですが、そんな時欠かせないのがワイン。11月末にはレトロモービルも行われるポルト・ド・ベルサイユでサロン・ド・ヴァンというワインの展示会が行われました。入場券と引き替えにワイングラスが渡され、大小600以上のワイナリーの自慢のワインをそれこそ倒れるほど試飲できます。十数件回るうちにすっかり酔っぱらってしまいとても回りきれません。あらかじめ発行されるカタログからあたりをつけて試飲するというのが本来のやり方のようです。寒い季節はイベントが多い割に飛行機運賃やホテルも安いし観光客も少なくゆっくり過ごせるのでパリに来るなら12月というのは案外良いかもしれません。
凱旋門を背に撮影。写真中央、遠くに小さく見えるのがコンコルド広場のオベリスクです。サロン・ド・ヴァンの様子。プロのバイヤーもいるけど大半は一般客。入り口にはカートが売られていて多くのお客さんはワインをケース買い。私も一本売りしてくれるワイナリーから数本購入しましたが一晩のパーティで空に・・・。シャトレの一等地(BAM2の近く)にあるブティック。よく見るとオニツカタイガーって書いてある!日本ではアシックスで知られていますがヨーロッパでは私が子供の頃使われていたオニツカタイガーのブランドで展開。TVのCMもやってるらしく、こちらではとてもおしゃれなブランドとして人気なんだそうです。日本でも最近そうなのかな?
2005.12.5 更新が滞ってしまい申し訳ない。こちらに住んで製作が全く出来ないとネタがなくてね。上村さんがブログにイタリア旅行(実は私とローマで落ち合う予定だったのですが、私の都合で果たせませんでした)のことを書かれてらっしゃいましたが、私も週末にパリの友人と訪れた晩秋のフィレンツェの感想など書いてみましょう。
フィレンツェはイタリア北部、いわゆる長靴の付け根あたりの真ん中に位置する古都です。私の住んでいるフランスの良いところの一つはヨーロッパの中心にあるってことで、この5ヶ月の間にクロアチア、セルビア・モンテネグロ、ドイツ、スイス、スペインと旅してきましたが、フィレンツェだってたったの1時間45分ですから東京ー福岡くらいの距離でしょうか。今はシーズンオフですのでフライトは4万円弱、ホテルは1.2万円ほどとパリから行く週末の小旅行には最適です。このホテル、有名なウッフィツィ美術館に隣接し、アルノ川に面するヴァザーリ回廊の一部にもなっているシックな4つ星ホテルで通常一泊4万以上だそうですからオフシーズンの旅行というのもいいものです。日本の旅行会社も頑張ってるようでこの素晴らしいホテルには日本の小さな団体観光客も投宿しておりました。フィレンツェは歩いて回れるほどの小さな街ですが、パリとは違った雰囲気の旧い建物とクリスマスのイルミネーションが素晴らしかった。映画「ハンニバル」の残忍かつ美しい殺人シーンにも使われた回廊には感動しました。2日目には電車で1時間ほどのピサまで足を伸ばし、有名なピサの斜塔にも上りガリレオ・ガリレイが大小の鉄球を落として重力の実験をしたというポイントにも立ちました。でも私が一番素晴らしいと思ったのは斜塔でもボッディチェルリの「ビーナスの誕生」でもありません。それはトスカーナ地方の料理!!素晴らしい食材の揃う秋のシーズンは終わりかけておりましたが、それでもトリュフにポルチーニ(どちらも世界最高クラスのキノコ。トリュフはウソみたいに安いし、生のポルチーニは日本ではなかなか口に出来ません)、チンギアーレ(イノシシ肉)の生ハムや煮込み、トリッパ(イタリア風モツ煮)、それに名物料理のビステッカ・アラ・フィオレンティーナ(フィレンツェ風Tボーンステーキ)、そしてもちろんキャンティ・クラシコ(イタリアで最も有名な赤ワインの産地であるキャンティはフィレンツェの近くだったんですね)を楽しむことが出来、生きてて良かったな〜と思うほどでした。食後にグラッパ(ブドウの皮から作る50度くらいの蒸留酒)をグイッとおあってから食べるティラミスも美味しかった!来週末にベニス、来年そうそうにはローマ(以前この日記に書いたトヨタ・ヤリスをべた褒めした友人を訪ねます)を訪れる予定なんですが、この食の都パリに住んでいてさえ今から料理が楽しみなのですから秋のイタリアはほんとに素晴らしい。私も初めてのイタリアでしたが、ヨーロッパが初めての方にも絶対おすすめしたい。来秋のイタリア旅行を今すぐ予約しましょう!
ウッフィツィ美術館の窓から見たアルノ川とヴェッキオ橋。右手前、建物から飛び出したアーチ部分が宿泊したホテルの朝食用レストランになってます。

ビステッカ・アッラ・フィオレンティーナ。オリーブオイルと塩胡椒のシンプルな味付けだけど柔らかい肉質ですごく美味しい!因みに写真は500gのハーフサイズ。注文は通常キロ単位でイタリア人だと一人で一キロ食べるのも珍しくないとか!もちろんその前に前菜とパスタ、後でドルチェ(デザート)を食べるんでしょうね。因みにイタリアでもBSEへの懸念から2年ほど前、一時Tボーンステーキは禁止だったそうですが、現在は大丈夫とのことです。

ウッフィツィ美術館周辺には絵を売る絵描きが沢山。パリよりレベルが高い?いろんな画風があるけど、私が買ったのはシンプルで可愛い水彩画。橋を中心にドゥーモ、ヴェッキオ宮、ウッフィツィ美術館が描かれているけど、僕らの泊まったホテルもちゃんと描いてあるのがいいね。絵はがきほどの大きさで15ユーロ。良い記念になりました。

2005.10.26 10月11日の日記に書いたA.C.B.についてヨーロッパの43事情に詳しいG.A.M.のグルリット氏に聞いてみたところ、コジマさん見せていただいた名刺にあるServonの住所は古いもので、かなり以前に凱旋門近くに移っているとのことでした。コジマさんが凱旋門近くのポルト・マイヨーから歩いて行ったという記憶(地下鉄で二駅の距離)とも一致します。今日たまたま野暮用で近くの日本大使館に行く用事があったので、グルリットさんに教えていただいた住所を頼りに探してみました。この周辺はかなり高級な雰囲気の地区なので本当にこんな所に模型屋さんがあるのかなと思っていたら、洒落たブティック風の店舗の青いテントにACB boutiqueの文字を発見。店内にBertrand Bigaudet氏本人が居て、小島さん、グルリットさんの知人で、彼らの紹介で日本から来たと言うと、彼らなら昔からよく知ってるよ!と歓迎してくれました。またグルリットさんから聞いていたとおりBigaudet氏は英語が堪能ですので、フランス語は全く必要ありませんでした。ここは車を中心に船、機関車、兵隊さんフィギュア等のアンティーク・トイを扱うお店で、他のお店と違ってミニチャンプスやらオートアートなんてものは置いてありません。いずれもディープな愛好家が好みそうな趣味性の高い商品ばかりで、自動車はディンキーなどのアンティーク・ダイキャストミニカーの他、お目当ての1/43ハンドビルトミニチュアカーも予想以上に沢山展示してありました。さすがにオーナーがフェニックスを主宰していたというだけあって、フェニックス完成品が10台ほど、他にAMRやアネシー等の最近ではあまりお目にかかれないものも多数。この手のものはほとんどが個人のコレクションに収まっていて、取引はネットオークションが中心で店頭で見ることは難しいのですが、こんな所にこんなにもに残っているのかと驚きました。Bigaudet氏はeBayオークションにも出品されるようで、相場もよくご存じ。よって売値はeBayでの相場と同じくらい。値段で言えば、この手の古い完成品を在庫処分といった感じで売っている他のショップの方が安いようです。また、すでにアンティークの域にある完成品ばかりですので、現在のレベルから見れば比較的新しいフェニックスを除いて、精密モデルとしての魅力は薄いというのが正直なところです。そんな中、目にとまったのが稀少なAMR製Abarth OT。P4用とおぼしきアームの長いワイパーを無理矢理付けている(元々なの?)のと、エグゾーストパイプが欠品しているのを除けばコンディションはまずまず。キットだと3万以上するものですが、ファクトリー完成品、それもJean Paul Magnette作(多くはシャシにJPMのサインがあるそうですが、これにはありませんでした)とのことなのにルックスマートほどのお値段。Bigaudet氏曰く「キットだともっと高く売れるけどね。完成品よりキットの方が高いって言う最近の風潮は変だよ」。当時の良質なキットを現在の水準で完成させたいというのが今の多くのファンの考え方ですから、それも致し方ないと思います。もちろん当時としては高水準のファクトリー完成品ですから出来は決して悪くのですが、物足りないディテイルなどに古さは隠せません。私のような現役ビルダーでこの手の完成品にアンティークとしての価値を見いだせない人にはちょっと辛い。それでもいずれはレストアするつもりで飾っておくというのも悪くありません。元箱はないけど転売するつもりはないし、キットでストックしておくより楽しめますから。レストアする場合、バキューム関係は新造となる可能性が高いけど、パーツの下地処理の手間が省けるし、問題となるデカールはエンブレムだけ。もう一台はド迫力のプロポーションと丁寧な作りに惚れたM.P.A.の250LM DavidPiper。確かキットを持っていたと思いますが、レッドライン位の値段にしてくれたので思わず買っちゃいました。これはそのまま飾っておくことにします。
商品はほとんどが完成品でしたがお店の隅にAMRのお弁当箱が山積みになっているのを発見!但しテスタロッサ・ストラマン、MB190E 2.3-16、MB300/500SL(R129)、Ferarri348TS等、お弁当箱の中でもいわゆる不人気キットばかり。唯一GTO#5000を見つけたけど1.6万程と結構なお値段で日本に持ち帰ることを考えてこれもパス。他にスゴイものではPatrice De Conto氏作のビッグスケールのマセラッティ450Sが有りました。因みにお値段は80万ほど。値段もすごいけど、これだけのスケールのスクラッチ(5台作ったそうです)で、皆さんご存じのDe Conteクオリティーですから、最近天井知らずで上がっていく日本のプロビルダーの作品の価格を考えるとちょっと複雑。ヨーロッパではハンドビルトモデルカーのトレンドがビッグスケールに移りつつあるらしいのですが、それも分かる気もします。
というわけで、A.C.B.は思わぬ穴場といえるお店でした。買い取りもやっているようなので、今後ストックの入れ替わりも期待できます。完成品に興味のある方には特におすすめです。
凱旋門から北北西に伸びるAvenue Carnotの23番地。Rue A . de la Forgeとの角にあります。最寄り駅は地下鉄1又は2号線あるいはRERのA線Charles de Gaulle/Etoile駅徒歩5分。フェニックスはGTO'64が3台とTDFが2台、SWBが一台、308GT4が3台残ってました。フェニックスSWB、アネシー412P、AMRのPinkPig、キットではリリースされなかったという黄色い#8GT40、写真に写ってないけどコルベットSprit of LeMans等貴重な完成品が!コンディション最高のGT40は迷って迷ってパス。黒い#2持ってるんだもん。右手前はアネシー。中央にある白い250スパイダー#20がちょっと良さげ。左隣のGTO'64はAMRかな?右隣はテナリブでしょうか?こうして写真で冷静に見てみると他にも気になるのが有りますね。奥に見えるティン・トイもこの店の主力商品。戦利品その1。残念ながら元箱はありませんが、ファクトリー完成品を示すシリアルナンバー刻印あり。レストアは罪か?
戦利品その2。M.P.A.のLM。ワイドフェンダーが
カックイイ!ディテイルはそれなりだけど、丁寧な良い仕事してます。
2005.10.16 先週末はパリ近郊在住のフランス人アマチュアビルダー/コレクターであるL氏のお宅に遊びに行ってきました。圧倒されるほどの素晴らしいコレクションを見せていただいた後、寝室の片隅にあるほんとに小さな制作机でいろいろ興味深いツールを見せてくれました。我々が使っているのと同じようなツールもあれば見たこと無いようなものも。日本のアマチュアビルダーにも人気のある宝石加工用ピンセット(jeweler's forcepsという通称ですが、微笑血管吻合などの顕微鏡下手術でも使います)や、品質の高そうなハンドバイスや彫金はさみも使ってらっしゃいました。ツールは模型店には良いものがないので彫金工具屋で探すとか。私もハンズの彫金コーナー大好きなんですが、こちらではそんなことすっかり忘れてた!。なるほど、フランスといえばカルティエやショーメの国なんだから優れたハンドツールがあるわけだ!こりゃチェックして皆さんに報告せねば!
L氏から Pougetという有名なお店を紹介してもらい、早速仕事帰りに寄ってみました。通りに両側にまたがる結構大きなお店で彫金以外にも歯科技工関係の道具を扱っております。商品はカウンターの背後にずらりとならんだ引き出しに品番ごとに整理されていて、客が自分で商品を出して見ることは出来ません。見えるところにある商品でも値段は書いてありません。日本みたいにショーケースに値札とともに並べてあって物欲を煽ってはくれないし、具体的な目的の無い客は相手にしてくれません(こちらのお店はたいていそうなんですけどね)。店員にアレが欲しいとかこんなの無いかと尋ねて接客してもらうヨーロピアンスタイル。お相手してくれたのは、いかにもフランス紳士といった感じの店主でしたが残念ながらあまり英語が上手くない。フランス語と英語の混じった会話ですが、ものが難しいだけにこちらの欲しいものを伝えるのはなかなか難しい。こんな事もあろうかと、L氏の作業机で見かけた道具の絵とフランス語の名前を書いたメモを用意しておきました。メモのリストを一瞥した店主は任せなさいとばかりににっこり微笑んで、まずはツールを何に使いたいのか聞いてきました。正直に模型ですと言うと、これは如何?これも良いよ、良いものをお求めのようですからこれなんかおすすめと店主のプレゼンが始まります。模型だと〜?と冷たくあしらわれると思ったけど、そんなことは全然無くて懇切丁寧に接客してくれました。さすがに素晴らしいツールが沢山ありましたが、その中から選んだのは右の写真のような品々。カルティエの国なのに何故か全部ドイツ製かスイス製。フランスは作品は優れていてもツールはこの二つの国のが良いってことなんだろうね。そういや液晶パネルなどで最近すさまじい成長を続けている韓国のS社も、それを作るためのロボットを初めとしたテクノロジーは全部日本製なんだとか。ちょっとたとえが違うか・・・。
面白いお店なのでパリにいらっしゃったら寄ってみてください。ただし、フランス語に自信のある方以外は電子辞書とメモをお忘れ無く。
おまけ:こないだBAMで買ったこの本、なかなか良いですよ。'62-'73のフェラーリプロトタイプに関する本で大判の写真にシャシーナンバー付きのちょっとしたキャプション。写真はほとんどが未公開のもということで見たこと無いショット多数。英文ですが文章の量は少なくて写真集といった感じ。日本円で9000円ほど。
場所は3区にあるポンビドゥーセンター近くのRue de Montmorency 15番地。地下鉄だと11号線のRambuteau駅徒歩3分です。0.4,0.5,0.6mmドリル。フランス語でもdrill。0.5以上はボール盤に付くような軸の太いものになります。ドイツ製で0.5だと一本150円ほど。因みにこちらは以前紹介したBHVの地下工具売り場で買った0.3mm。やはり軸が太くピンバイスで掴みやすい。一本270円L氏が筋彫りに良いよと勧めてくれたのがこれ。フランス語ではたぶんburin。1本1000円。別売りの木製グリップ(manette)を付けて使います。スイス製であのVallorbeの刻印がありました。刃先の拡大はこちらサイズは25種もあるそうで、私が買ったのは一番小さいほうから4-0,3-0,2-0。
こちらは砥石(pierre)とニッパーやプライヤー(pince)のスタンド。
2005.10.13 うちから歩いて5分の所にあるシャトレのBAM2、良く買い物帰りに寄るんですが、今日もちょっと覗いてみたらキットが新製品を除いて40%オフになっていました。お店の人に聞いてみたら在庫を処分し、扱いを縮小するとのこと。作る人も少なくなっているから、今後キットは廃れていくと考えているんだとか。む〜、ここもか・・・、残念。決して多くはないとはとはいえ、パリでは一番沢山キットを扱ってたんですけどね。たしかに最近のダイキャストの出来の良さは目を見張るものがあるからね。ペイントもどんどん良くなっているし、ディテールも凝ったものになってますます進化して来てる。最近もミニチャンプスのJaguar XJC買っちゃったもん。なかなか良くできてるんだな、これが。たしか SMTSからも出てたと思うけど、正直言って出来はSMTSのメーカー完成品よりずっと良いもんね。同じキットでもプロやハイアマチュアが手がければダイキャストとは比べものにならないんだけど、普通の人が作ってもミニチャンプスよりキレイに作るのは簡単じゃないから。それにキットやツールへの投資、時間と労力を考えちゃうと全く見合わない。臭い、汚い、暗いの3Kだし。私みたいに作ること自体が好きって人でも、キットのない車種だったり、ちょっと欲しいけど苦労して作るってほどでもないな、なんてときには手軽だもの。
 これだけ良くなってきているダイキャストだけど、キットの方はというとほとんど進化が見られないのも問題。相変わらず作りにくくて敷居が高く、普通の人なら箱開けただけであきらめちゃうかも(43関係の個人サイトが増えて情報が得やすくなってるのは良いことだけど)。せめて初めてキットを手にした人が、いっちょ作ってみようかな?って気になってもらわないと。作る楽しさが伝わるようなキットを開発して欲しい。
 中途半端なプリペイントやディテイルを犠牲にした作りやすさなんて求めていないけど、この際もっと値段が高くなってもいいから高級なものにして差別化と利益率の改善を図ったほうが生き残れるチャンスは大きくなるのんじゃないかな?例えばパーツ精度の向上、上質な素材の使用、下地処理の手間のかからないパーツキャスティング、正確なボディフォルム再現、精密で経年変化に強いタイヤともう少しマシなホイール、灯火類は全部透明レジンや挽きものアクリルなんて誰でもうれしいだろうし、ディティールアップの必要のないくらいの精密さ、例えば金属パーツの充実(挽きもの、プレス加工済みパーツ、精密なエッチングパーツ)、ディテイルのさらなる追求、本物らしいメッキ加工等、他にも上質なデカール、分かり易い説明書、正確な考証、サイトやCD等による資料提供、特殊色のペイント同梱、AMRみたいな見栄えのするパッケージetc。既にいくつかのメーカーは取り組んでることだけど、全体を見るとまだまだ改善の余地はあると思う。これだけやると値段が2万円以上が普通なんて事になるかもしれないけど、ディープに取り組んでる人ならキット代を含めてその位はつぎ込んでる人も多いでしょ。ただ、こうなると開発に時間が掛かかるし、在庫のリスクも高まるために車種が限定されてしまうのが問題か・・。それに今のままの流通形態ではいくら良いキットを開発しても簡単に売り上げが向上するとも思えない。まあ、とにかくキットメーカーもなんとか頑張っていただきたいってことです。このままではジリ貧ですから。私も頑張って物欲してサポートしていきたいと思っております。
40%オフで買ったArena911カレラRSRのキット。こんなの出してたっけと思ってサイト見たら最近の製品みたいです。プロポーションはなかなか良くて、パーツ割りはルネッサンスやRobustelliにも似ている。凝ったディテイルでパーツ数がめっちゃ多い。レジンの質も向上しててキャストもキレイ。Arenaらしくエッチングの出来と数がスゴイ。タイヤレター用テンプレートやプレス済みパーツなど気が利いてます。ヘッドライトリム、ドアハンドルもメタル製。911ファンなら買いでしょう。Microsprintのランチア・ガンマT.Roof1978。ガンマクーペベースの一連のプロトタイプで他にワゴンと4ドアクーペのバリエーションあった。ワゴンとプロダクションバージョンのクーペがTRONから出てるので4ドアクーペ以外は全部そろうことになる。キット自体はTRON製で2004年7月の日記で紹介したクーペと同様ものです。

2005.10.11 9月下旬から10月上旬にかけて一時帰国しておりましたが、1日空きが出来たので東京のショップ巡りをしてきました。メイクアップでアイドロン(旧ルックスマート・ジャパン)からリリース予定のFerarri 365/512/512i BBの出来の良さ(プロ制作のサンプルですが、最近は製品との差が小さくなっています)に感心し、GTでは珍しいキットが大量入荷していたので2つほど物欲。ミスクラを覗いた後、コジマの委託品を物欲。最近委託品をよく買っているせいかオーナー氏に顔を覚えていただいてたようで、しばらくお話をするうちパリのVirage(デカールのViragesとは無関係とのこと)とA.C.B.というショップを紹介していただきました。A.C.B.はかつて('93-'94)Andre-Mari Ruf氏とともに、かのLe Phoenixブランドで精力的にキットをリリースしていたBertrand Bigaudet氏のお店です。'94年頃にRuf氏との関係を解消し、最近Le Phoenixのモデル原型をeBayに売りに出して海外の掲示板で話題になっておりました。
パリに戻って所用のついでにまずVirageを訪ねてみました。BAM2より一回りほど大きなお店ですが、キットの取り扱いは極僅か。割と最近のキットもありましたが大半は売れ残りのプロバンスやアレザン。なのに値付けは強気。ダンハウゼン・ミニチャンプスのPorsche 936を見つけましたが、キャストはウェスタンモデルズ製で、デカールとバキューム、パーツの大部分が欠品。しかも何故か得体の知れない911用のパーツが入っていました。それでも60ユーロだとか!パーツの欠品を指摘したら50ユーロでいいよと言ってくれたけど、もちろんスルー。古い箱に乱雑につっこまれたパーツストックからロブステリのフェラーリ用ステアリングセットを見つけたので2個購入。これも一個6ユーロと結構なお値段でした。すぐ近くのPierre Demours通りにある43eme Rueというアンティークミニカーショップにも行ってみました。古いダイキャストが中心で好きな人にはたまらないお店なのかもしれませんが43モデラーにとっては見るべきものはありません。MOGモデルの928スパイダー(確か上野のGTにキットがあった)とHecoの完成品、プロバンスのキットが数個あるだけ。
今日はちょっと期待はずれでした。A.C.B.のほうは以前は7区あたりにあったようですが、現在はServonという所にあるらしいです。パリからかなり離れているうえ、駅もない不便なところにあるのでそのうち機会があったら訪ねてみたいと思います。eBayでかなり放出したみたいだし、お店自体まだ営業しているのか不安ですが・・・。
Virageはパリ17区のBoulvard Pereire沿いにあり、メトロ3号線Pereire駅かRERのC線Pereire-Levallois駅からPort Maillot方面へ徒歩3分。

キットの在庫は寂しい限り。

Virageから徒歩3分ほどの所にある43eme Rue。キャラントゥ・トヮジエム・ルゥと読み43番通りという意味です。アンティークの珍しい(?)ミニカーを扱っているので実はこちらのほうが貴重なお店なのかも。

2005.9.24 フランスのレトロカー専門誌RETRO VISEURを眺めていたらノルマンディーのRoen(ルーアン)というところでAuto-Moto Retroというクラッシックカーのイベントの告知を見かけました。ちょっと遠いけどパリの外にはあまり出たことないし、せっかくの機会なので行ってみることに。そちらの様子はここここをご覧下さい。イベントには沢山のパーツ屋さん、本屋さん、ミニカー屋さんも出店してましたが、私のお目当てはもちろん43キット。こちらでもマイナーな43キットですから、あまり期待しておりませんでしたが扱っているブースを4,5軒発見。こことか、こことか。スターター、プロバンス、DAM、テナリブなどほとんどがフランス製のキットで車種もフランス車が目立ちます。残念ながら、AMR等はなかったのですが、そのうち一軒は何故かフェラーリのPシリーズばかり沢山置いてました。さっそくテナリブのフェラーリP4とP3(またか!という声が聞こえてきそう・・)をゲット。P4のほうはメタルキットでした。P4のメタルキットとしてはカー、ダラーリ、FDS、アネシーがありますが、未だに実物を見たことのないFDSを除いて比べると、カーやダラーリよりもましだけど、アネシーと比べると落ちるといった感じ。アネシーが入手困難であることを考えれば貴重なキットと言えますが、むしろこちらの方がレアかも。出来はそれなりでZモデルのディティールアップパーツが必須。P3のほうは先日書いたプロバンスのほうがずっと良いです。時代的にはP4より新しいようでエッチングのワイパーがつきます。因みにお値段は値切って両方で60ユーロ。最初はP4が50ユーロだったから、結構安くしてもらったけど、もっとフランス語が上手ければもうちょっと頑張れたかも。まあ、一つ30ユーロ(4000円程)だからよしとしましょう。ほとんどのミニチュア関連のお店はダイキャストや古いブリキのおもちゃなどを売っていましたが、見る人が見ればすごい掘り出し物があるのかもしれません。他に手作りのショーケースを結構安く売ってるお店も見かけました。パリから片道一時間ちょっと、電車代往復32ユーロ、入場料6ユーロかかりましたが結構楽しい旅になりました。また近くでイベントがあれば行ってみようっと。 これはブラーゴの1/24をリペイントしたもの。こんな感じで売られてます。テナリブのP4。こちらも。こちらがP3。ノーズ周りはメタルのP4と全く同じかも。
2005.9.21 サイト開設して3年ほど経ちました。最近時間もあるので昔の制作日記をあらためて読みかえしてみましたが、これがほんとにお粗末。こんなものを世の中にさらしていたのかと思うと顔から火が出るくらい恥ずかしい。自信のなさからかひどく卑屈な言い回しだったり、作っている当人しかわからないようなわかりにくい(今読んでみると自分でもさっぱりわからん)文章だったり、やたらと資料やらパーツやらのお願いやたらと多かったり(これで皆さんにずいぶん助けられましたけどね。この()の但し書きがやたらと多いのも私の文章の特徴だな・・・)、制作とは関係ない無駄なことも沢山書いておりました。皆さんよく我慢して読んで下さったと感謝したいくらい。
このままではイカンと一念発起し、制作日記を大幅にアップデートしました。長すぎて読みにくい文章はばっさり切り捨て。回りくどい表現は極力シンプルに、初心者だから・・・みたいな卑屈な文章はほぼ抹殺。今見るととっても恥ずかしい顔文字は徹底排除。無駄な説明もできるだけ切りつめました。
まだまだ直したいところはたくさんありますが、少しはましになったかなと思っております。内容的には変わっていないのであらためて読んでもらっても面白くはないです。
そのうちサイト全体のレイアウトとかもより良いものにしていきたいと考えております。これからも応援よろしくお願いします。
2005.9.14 ネタがないのでパリ43ショップ巡りの2巡目。面白いものが見つかる可能性の高いCalandreに一ヶ月半ぶりに行ってきました。しかし、ストックは前回と同じ。減っても増えてもおりません。手ぶらでは帰れない私ですのでPromotion(セール品)のプロバンスFerrariP3とレコードFord Mirageを各3千円ほどで購入。他にパーツ少々。一応値札は付いてましたが値段は適当みたい。おじさんがしばらく考えて、まとめて60ユーロでいいよね?って感じ。P4はもう作らないってどこかに書いたけど、今回のはP3ですから!レアキットって訳じゃないけど、探そうと思うと大変ですよね。どちらも都内のショップで見かけた気がするけど、まだあるのかな?
今回は久しぶりにカウンターの奥の秘密のストック棚を見せていただきました。妙なキットがたくさんあった以前と比べるとかなり減ってる感じ。内容的にも見るべきものはありません。ただ、非常に状態の良いAMR完成品の箱(赤と青のやつ)を発見!フェラーリじゃないよと言いながらおじさんが見せてくれた箱の中身は巨大なキャデラック・エルドラドプジョー203コマーシャルバン2種でした。どちらも確かなファクトリー完成品でとっても丁寧に仕上げられていました。キャデラックはAMRのサイトでキットが最近棚卸しセールに出てましたね。プジョーの方はキットが半年ほど前、Yahoo!やeBayオークションに立て続けに出品されてました。あのころはAMRがウソみたいな価格で落札されていましから、こんなのも結構な値が付いておりました。Yahooに入札したけど同じ数台の出品を落札者にごっそり持って行かれて競り負けてしまいました。まあ旧いものだし、もはや在庫処分ってことで私の期待では2台で200ユーロ。ところが電卓をはじいたおじさんがだした値段は強気の一台250ユーロ!そんなものかもしれませんが、あまりに差が大きいんであきらめました。んでキャデラックは値段も聞かずに退散。私は投機目的でAMRを買うような輩ではありませんから。え?G氏邸なみに天井まで届きそうなお弁当箱ですか?あれは全部作るんです!!プジョー君、あのまま2年も寝かせれば希望の価格に近づくかな?お好きな方はお早めに。仕上げの良さは私が保証します。あ、代わりに買ってきてってのはご勘弁下さいね。
P3とP4の簡単な見分け方はヘッドライトハウジング、リヤパネル、ホイール。改めてみてもいいですね〜、プロバンス。フェンダーライン、ルーフの丸みが素晴らしい。お顔はP3度が足りず、実車よりハンサムかも。Zモデルのパーツを入手せねば。

旧いキットです。ガルフカラーの69年ルマンまたはモンツァが作れます。テナリブからも出てたけど、こっちの方が良いような・・・。でもいくら何でもルーフは潰れすぎでしょう。ノーズも短い感じだしRフェンダーのボリュームももうちょっと欲しい。P3と比べるとずいぶん手強そうなキットです。

2005.8.31 BAM1
ついにパリの43ショップ最後の砦BAM1を攻めてきました。店舗はシャトレのBAM2よりちょっと大きくて、東京で言えばメイクアップよりやや小さい位でしょうか。やはりここもダイキャストが中心でキットのストックはBAMよりやや少なめ。商品はBAM2よりむしろ整理されてる感じで、隅っこの方で売れ残った旧いキットやパーツを見つけると言うことは期待できません。でもここでも面白いキットを見つけましたよ。またまたランチアなんですが、フルビアのスペシャルバージョンLancia Fulvia Barchetta Munari Rallyです。オリジナルのフルビアラリーも格好いいんですが、これはその屋根を切っただけじゃなくて形が全然違います。ちょっと変てこ。写真では見たことがありましたがキットは初めて見ました。EMMEBI medelsという聞き慣れないイタリアのブランドでサイトを見るとランチア専門の割と新しい会社のようです。お値段は9千円強とやや高め。パリでは旧いキットにばかり目がいきがちですが、日本に入っていないブランドもかなりあるようなので、そういうキットを見るのもまた楽しみです。このお店ではメンバーズカードをいただきました。BAM2と共通(BAM2ではかなり買い物したけどくれなかった)で8〜535ユーロで5%オフ、それ以上で10%オフになるようです。なんか日本っぽいね。ここのおじさん、私が話す片言のフランス語を黙ってじっ〜と聞いていましたが、店を出る頃になって実は結構英語を喋れることがわかりました。パリの43ショップは全て英語が通じるってことになりますね(その時の店員さんにもよるかもしれないけど)。
さて、これでパリの主だった43ショップを全て征服したことになります。私的におすすめはCalandreとBAM2。もし時間があればMiniMiniとBAM1に行ってみても良いかもしれません。ついでに書くと、43ショップに限らずフランスのお店ではどこでもそうなのですが、お店にはいるとき必ず"ボンジュール"と挨拶して入り、商品に触れるときには店員に声を掛けるのがルールです。これさえ忘れなければフランス語が出来なくても気持ちよく物欲出来ますよ。さあ皆さんも私に荒らされないうちにパリで43ショップ巡りを楽しんで下さい。
地下鉄3号線Anatole France駅(オペラ駅からだと15分位)徒歩5分。パリ市の外ですが、通常の地下鉄チケットで行けます。Rue Voltarie出口からRue Voltaire(ボルテール通り)に出て、突き当たりに教会の見える方に5分ほど歩いた左側にあります。

パッケージ、キャラメルみたいなレジン、高品位のエッチングパーツから察するに ArenaのOEMじゃないでしょうか。レジンのキャストは今ひとつですが、メタルのホイールがすごく良い感じ。細かいディテイルまで表現されているなかなかの好キットです。この車のキット、探してた人もいるんじゃないかな?

2005.8.22 パリの物欲その2(禁制品含む)
引越でぐっと近くなったBAMに一ヶ月ぶりに行ってみました。新製品キットの棚に最近日本でもアナウンスされたプロバンスの新しいのが並んでおりましたが、そこに私がずっと探していたLancia Beta Coupeのキットを発見!遙か昔に絶版になっているMeri-RIVAではなくMicroSprint製の新製品。こちらもラリー仕様ですが、1974サンレモ・ラリーに出たオーバーフェンダーの小さい、私的により好ましい仕様。見つけたときには思わず興奮しましたよ。なんでかって?ず〜っと昔に3年ほど乗ってたんですよ、この車。遅かったけど楽しかったな。70年代のクーペらしい端正なデザインがすごく格好良かったし。80万で買って修理代に50万位は掛かった(120万で売れたけどね)けど20代の頃の楽しい思い出の詰まった思い入れのある車なんです。マイナーな車種ですからキットが無くてね〜。Meri-RIVAのキットがオークションに出品されたこともあるけど予想外の高値(たしか1.2諭吉くらい)に落札失敗。ようやく手にれることが出来てうれしいです。今頃になって新製品として出るなんて思いもしませんでしたよ。因みにお値段はちょっとお高くて8千円弱。なんてこたあない普通のレジンキット。 キャストはダルだし、Fグリルはデカール表現、プロポーションもちょっとイケてないかも。でも良いんです!キットの内容云々ではなく、この車のキットを入手できたのがうれしい。
あと、どうしても欲しい車種といえばアストンマーティン・ラゴンダ。あの超超平べったい形にちっちゃなパルテノン型グリルにしびれます。30年前のデビュー当時はさぞ衝撃的だったことでしょうね。43では旧いウエスタンがありますがeBayで500ドルもするんですよ。それも滅多に出ない超超レアキット。仙人様、決定版を作ってもらえませんでしょうか?仙人様のお好きな形じゃないでしょうか?車種的に売れ線とは言い難いのですが、私以外にもこういう変なのがお好きな方のいらっしゃる長野方面で2台位は売れる気がしますが・・。
さてタイトルにある禁制品とは何か?この日記を読んで下さってる皆さんに怒られそうな物。SparkModelです。でも、Sparkってダイキャストじゃないよ、確かレジンだから。それにあなどれないクオリティで最近のスタタやプロバンス並。たしかにデカールは張りっぱなし(ヨーロッパではキット完成品でもこれが普通)だけど、なかなかの仕上がりなんですよ、これが。値段は44.7ユーロと、ちょっと高めのダイキャストくらい。こないだも書いたけど最近のミニチャンプスも更にクオリティを上げていて、車種の豊富さと相まって43キットの牙城に迫る勢い、といったら言い過ぎかな?キットも良いけどやっぱ形になってるのはいいよね。あ、ダメ?そんなこと書く人とはおつきあいできませんなんて言わないで下さいね。帰国したらちゃんと更生しますから。
カロッツェリア・ギヤの秀作パンテーラ、それもGr.4仕様。確かスタタから同仕様のキットが出てましたよね。プロポーションが良い!ペイントもなかなだし、塗り分けもお見事。窓は外貼り、ウィンドウリムをはじめエッチング多数、マフラーは金属パイプ。深いコーンのホイールがかっちょいい!ゼッケンサークルが筋彫りに落とし込まれているのが泣かせます。ドアノブ、ウィンカー、フューエルリッド等が塗り分けなのが惜しい。この価格でそこまでやられちゃやばいけどね。

最近ぱっとしないジュジャーロの久しぶり(?)の傑作、ブレラ。ペイント良好。ボディと面一のウィンドウのフィッティングがgood。スモークグラスでよく見えないけどインテリアも丁寧に作り込まれています。実にまじめな仕事ぶり。ミニチャンプスと十分張り合えます。ブレラはバンセンから完成品が出てるみたいけど、この出来に勝てるのかな?私の好きなTVRタスカンも出てるんですが、SMTSの完成品を圧倒する出来です。これも買っちゃいそう・・・。

2005.8.21 パリに来て一ヶ月ちょっとですが、11区の下町からパリ中心部になる1区へ引っ越しました。Les Halles(レ・アル)やChatelet(シャトレ)、オペラ座通りにも近いのに夜はとっても静かな素晴らしいロケーションです。東京で言えば神宮前って感じかな?築100年位45平米1LDK+ウォークインクローゼット、リフォーム直後で月約16万。バスタブ付き(パリには少ない)、沢山の家具、あらゆる食器・キッチン用品、家電(暖房、テレビ、ステレオ、照明、電話、ファックス、洗濯機、食洗機、オーブン、冷蔵庫、電子レンジ、トースター、コーヒーメーカーに湯沸かしポットetc...etc)、リネン類などこれでもかって言う位のフル装備。時間10ユーロでハウスメイドも頼めます。私が世田谷区で借りていたアパートと家賃は同じですがよりず〜っと充実してます。
物価は東京より高いです。最大20%もの高い消費税があるのでその分高い感じ。私が日本人であることを差し引いても東京の方が生活しやすいんじゃないかな?
さて、引越には小さな買い物がつきものですよね。そんなとき東京だと東急ハンズなんかに行ったりするわけですが、パリにもあるんですよ、ハンズみたいなお店。Hotel de VilleにあるBHV(ベー・アッシュ・ヴェー、Basar de L'hotel de Villeの略)。ここはすごいです。何でもあります。しかも超おしゃっれ〜なデザインに感心します。パリに来て時間があれば是非行ってみて下さい。お連れの女性が「え〜っ?ハンズみたいなお店〜」眉をひそめるかもしれません。皆さんの普段のハンズでの行動に半分あきれてるでしょうから。でも大丈夫。というより女性の方が夢中になるかも。キッチン用品売り場に連れて行ってみて下さい。2時間は張り付いて離れなくなると思いますよ。そのあいだ皆さんは地下の工具売り場へ。43で使えそうな物はあまり無いかもしれませんが、結構おもしろいですよ。買い物しすぎて荷物が多くなってしまったらオペラ座通りに近い日通かヤマト急便から送っちゃいましょう。ただしすだしすごく高いらしいですけどね。
日曜はお休みなので注意。ブランドショップ巡りに飽きたら、あるいは雨に降られたらBHVとLes Hallesのショッピングセンターがおすすめです。

1.5万円で買った私の足。パリは小さな街なので移動には自転車が便利。これがあると行動範囲が広がります。レンタルもあります。ただし、車道を走らなきゃならないんでちょっと怖い。一通を逆走出来ないなど日本にはないルールもあります。

2005.7.30 パリのおそば屋さん
43と並んでお蕎麦が大好きな私ですが、友人の蕎麦職人Y氏に勧められたパリのおそば屋さんに行ってきました。場所はサンジェルマン・デ・プレにあり、有名なカフェ、レ・ドゥ・マゴ(なんと渋谷に支店があるそうです)の裏手になります。おしゃれなカフェが並ぶ通りに「円」と大書きされた看板があるので直ぐ見つかりました。和風の店内はなかなかモダンで客の半分くらいは日本の方のようでした。注文した物はアサヒビール小瓶5ユーロ(700円)、冷や奴10ユーロ(1400円)、天ぷら盛り合わせ28ユーロ(1.5人前の量3900円)、鴨せいろ15ユーロ(2100円)。冷や奴の10ユーロには驚きました(ふつ〜の冷や奴なんですよ)が、他の料理は内容、ロケーションを考えれば十分納得いく物でした。肝心のお蕎麦はどうだったかというと、十割でもなのに短い切れ端が多く混じっているのが興ざめですがまずまずの出来でした。あと3割安ければ都内でも十分やっていけるお店だと思います。ここより不味いおそば屋さんはたくさんありますから(こないだ食べた○目黒の○山○田は大きく期待を裏切る味でした)
パリでは日本料理といっても中国系やベトナム系が営むいんちき日本料理屋がほとんどなんです。フランス人が日本料理ってこんな物なんだと思っていると考えると残念でなりません。最近ではパリでもこういうお店が問題になっているそうです。じゃあ、日本でも日本人がやってるインチキ中華やフランス料理がたくさんあるけど、あれはどうなの?といわれれば、まあ、何も言えませんけどね。こちらでは日本人オーナーのお店でも、人材、素材の調達が難しいためでしょうか、日本ならとうていやっていけないなという味(もちろん値段も)のお店が多いんです。そういった中でこの「円」はよく頑張ってるなと思いました。値段は仕方ないにしてもそれ以外にパリにあるからといって一切妥協がない。私はアメリカはもちろんケニアやブラジルなど世界中いろんなところで日本料理を試しましたが、私の知る中ではここが一番レベルが高いと思いました。パリに来て日本食が食べたいなと思ったら是非行ってみて下さい。
円のロゴが渋くて格好いい。洗練された町並みの中にあっても浮いてません。変な日本書料理やその一「OishiiSushi」分かり易すぎ。絶対美味しくなさそう!
その二「乾杯」ただし読み方が中国風に[KANPEI]。ありえない・・・。他に「ARIGATO」「焼鯛[YAKIDAI]」等
今度変な日本語を集めてネタにしよう。
2005.7.26 パリショップその四
半年ほど前、Yahoo!USAの43関係掲示板でパリの43ショップが話題になっていたのを覚えておいでの方もいらっしゃるでしょう。そこで挙がっていたのが既にご紹介したBAMとCalandre、そしてもう一つがMiniMiniというお店。改めて過去ログを読んでみると、住所がなんと今のアパートと同じVoltaire大通りじゃないの!番地を頼りに歩いてみるとたった5分のところにお店を発見!小さなお店でやはりメインはダイキャスト。キットは50個ほど、パーツ少々とCalandreより更に寂しい。それでもAMRのルノー5ターボTour de France1980を見つけました。ラッキー!英語のお上手なマダムによれば、ときどきコレクションを持ち込んでくる客が居るからたまにこういうレアキットが入ってくるのだという。パリで43キット買うならどこが良いか聞くと、やはりBAM、Calandre、MiniMiniが御三家で、他にもない訳じゃないけど取り扱いはほんの少数らしい。近くなんだからまたおいでね〜とマダムに送り出されて意気揚々と帰宅。と思ったけどNationまで足を伸ばしてネットで見かけたAUTO-COLLECTIONというショップを捜索。残念ながらこちらは潰れてしまったようで空き店舗になっておりました。遅かったか・・・。
まだ最初の月なのにパリのBig3を制覇してしまった私。あとはBAM1を残すのみ。実はBAM1もVoltaire通りというところにあるのですが、こちらは同じVoltaireでも近所じゃなくて17区の更に外側になり、地下鉄でも40分弱とちょっと遠い。近々行ってみますのでレポートをご期待下さい。
地下鉄9号線Charonne駅前。日、月曜がお休みですのでご注意下さい。写真のように入り口にジェームス・ボンドが立っているときはお休みです。
店内の写真も快く撮らせていただきました。これ持ってなかったんだよな〜。オリジナルボックス入りの完品で50ユーロ(7000円)。
2005.7.24 パリのショップその三
今日も野暮用ついでにCalandreへ。場所は今まで詳しく書いたこと無かったけど、リヨン駅脇を通るBercy通りをバスティーユの方へ向かうとDiderot大通りを超えたところで路が急に細くなっていますが、ここをまっすぐ行ったLedru Rollin大通りとの交差点手前にあります。ここも3年連続の来店だけど、G氏から伺っていたCalandreのオーナーらしきおじいさんにはじめてお会いしました。とても優しい方で箱を開けて自由に見て良いからねと声をかけてくれました。最近改装したらしく店内のレイアウトがちょっと変わっていて、残念ながらキットは更に少なくなっておりました。特売の箱には結構おもしろいものがあって、AMR関係だとポルシェ935、メルセデス350SLC、同190E-2.3?とダンハウゼン・ミニチャンプスのBMW320Gr.5等。いずれも別の箱に収められてて一部は作りかけ。去年は見かけなかったから最近どこかのコレクターが放出したらしい。とっても旧いプランビーズの300SLRを初めて見て、意外に良いので買いそうになったが止めておきました。あとは珍しいものだけどあまりそそられませんでした。結局ミニチャンプス320(45ユーロ6000円ほど)とルネッサンスの911エンジンキット(8ユーロ)挽き物ヘッドライト(1.8ユーロ)を購入。パーツ類は知らぬ間に値引きしてくれてました。他にルフ関係はないかと聞いたらAMRランボ350GTS(これってどこでも売れ残っててる気がする)とAMRufキャラウェイだけ。完成品の方は相変わらずルックスマートが幅をきかせていて、あんまり興味を引かれる物はありません。また半年位したら来ることにします。
オレンジテントが目印のCalandre。最寄り駅は地下鉄1号線または14号線のGare de Lyon。日曜がお休み。久しぶりにこんな写真撮る気がする。それもパリに来てまで。ミニチャンプスの320って一台持ってたけど、今回のキットは初期ロットなのかアレ?っていうほどキャストがきれいだ。デカールはいわゆるアートカーシリーズってやつ。元箱こそ無いけどコンディションはなかなか良い。オークションで時々高値で取引されているキットだから6000円はお買い得かも。
2005.7.21 パリのショップその二
シャトレに近いルーブル通り(Rue de Louvre)を歩いていたら、ルーブル美術館から徒歩30秒のところにEOL'international hobby大きなホビーショップを発見。地下がラジコン売り場で、一階に帆船模型、プラモデル、ダイキャストモデル、フィギュア(オタクなアニメフィギュアじゃないよ)、工具、素材が売っております。1フロアの面積はミスクラよりちょっと大きいくらいの大型店ですが43の扱いは寂しい限りでキットは最近のタメオが3つストックしてあるだけで完成品はHecoやイラーリオが数点。店員にパリにはキット扱ってるお店ってないかな?って聞いたら、ん〜っ無いね!ヨーロッパじゃ43キットってぜんぜん人気ないからね。ほらミニチャンプスとかすごくいいから見てごらんよ・・・だって。人気ないってことだけど、ほんとにそうなのかも。日本でもそうだしね。ま、これは43キットが衰退したとかじゃなくて(扱いが小さくなってるのは事実だけど)、もともと非常にマニアックな世界ですから店員が知らなかった(この店員さん、ダイキャストのこともよく知らないみたいだった)としてもがっかりすることはないんですがね。といわけで私のパリ43の旅はまだまだ続くのでした・・・。
43モデラーとしてはあまり見るべきもののないお店かも。場所の良いし、いかにもヨーロッパっぽいホビーショップですから雰囲気だけでもという方はどうぞ。カルチェラタンにも支店があるようなので今度行ってみます。
2005.7.19 パリのショップその一
パリに来てから一週間。仕事も始まり生活も落ち着いてきたし、今日はネタも出来たので最初の更新です。今住んでる仮住まいアパートからCalandreというショップが近いのですが、先日行ってみたら革命記念日の翌日でお休みでした。今日はパリ中心部にあるシャトレで人と会う約束があったのでPl. Ste Opportuneという出口から出てきたら、なんだか前にも見た風景が。なんとBAM(Boutique Auto Moto)の目の前でした。約束の時間が迫っていましたが、ちょっとだけ寄ってみました。ここ3年間、毎年来店してるのですが、この短い間にもダイキャストが勢いを増していてキットや完成品の展示はわずか。それでもめざとく探したら、AMR極初期のカレラRSRターボが150ユーロ、AMRufファクトリー完成品のコルベットCR5が230ユーロほど。投げ売り価格かな?んでやっぱり物欲ネタがないとこの絵日記もつまらないだろうというわけで私も買いましたよ。フェニックスのアルピーヌA110モンテカルロラリー。ロード仕様もあってどちらも250ユーロだから最近のBBR完成品と同程度かな。店番のおばちゃんはフェニックスのファクトリー完成品だと言ってたけど、台にバッジがないし元箱もないので怪しい。最近透明薄茶色の台に固定した偽物が出回っているとも聞くのでこれもその手合いか?じゃ、なぜ買ったのかというと、フィニッシュのレベルが納得のいくものだったから。しばらくはこれを眺めて43を作れない寂しさを紛らわすことにします。
BAMといえばシャトレのお店が有名ですが、実はここはBAM2と呼ばれる支店で、本店BAM1はパリ郊外にあって、こっちのほうがおもしろいとも聞いています。ちょっと遠いけど今度行ってレポートします。やや古ぼけてはいるけどペイント、塗り分け、デカールの密着、組み立てどれをとってもフェニックスの完成品に負けないくらいのクオリティだし。これで250ユーロなら買いでしょう。記念という意味もあるしね。何年後かにこれを見ながら、あ〜、あの頃は俺もパリに住んでたんだよな〜と懐かしむわけです。背景にあるのは一緒買った43ジオラマの本"La Magie du Diorama"。英語併記で結構おもしろいです。
2005.7.3 トップページでお知らせしましたように、当面制作日誌を中断させていただくこととなりました。もともとたいして更新してなかったじゃないかと言われそうですけど、一応宣言させていただきました。実は仕事の都合でパリに一年間住むことになりまして、43制作が難しい環境になってしまったんです。ここ2ヶ月ほどは残務整理、フランス語学校(この歳になって全く新しい言語を習得するのは大変です)、ビザや各種手続、荷物の整理、そしてもちろん日常業務などやらなきゃいけないことが山積みでほとんど43にふれることもありませんでした。荷物の整理といえば43関係の完成品、キット、工具、資料がいつのまにかものすごい量になっていて片づけがほんとに大変。なにしろ壊れやすかったり(完成品)有毒だったり(シンナーのたぐい)重かったり(書籍)で他の荷物の何倍も手間がかかります。出発直前になってバーゲン情報が各ショップから続々と届きましたが、さすがに今回は断念しました。荷物の大半は温度管理のされた倉庫に預けることになったのですが、完成品の一部は友人に無理言ってあずかっていただくことにしました。おささん、ありがとね!
さて、フランスといえば43の聖地でもあります。フランス行きは43始める前から決まっていたことですが、43モデラーとしては最高の選択だったと思います。それにアパートはシャトレにある有名な43ショップBAMまで歩いて数分のところなんですよ!んなもんで気まぐれ日記の方はフランスの43情報や物欲懺悔などこのまま続けていきたいと考えております。どのくらい更新できるか分かりませんが、たまには見に来てやってください。これからも応援よろしくお願いいたします。
2005.5.16 週末の小旅行のつもり彼女と二人で静岡ホビーショーにふらりと出かけました。週末のもかかわらず渋滞もなく2時間の快適なドライブで到着。景色のよい高層ホテルにチェックインした後お昼は駅前の回転寿司へ。あまりおいしくなかったし高くない?都内だと競争が激しいせいかもっと安くて質が高いぞ。あ、去年行ったインター近くのお店は割とおいしかったな。お腹を落ち着かせてから無料シャトルバスで会場のツインメッセへ。ホビーショーは昨年に続いて2回目ですが、ショー自体あまり変わり映えしない感じ。プラモデルやラジコンにはそれほど興味もないんでこれといって注目するようなものもありません。お目当てのツール、各種材料関係もぱっとせず物欲は最小限というか無理矢理を満たした感じ。混み合う商用ブースを一回り半したころには連れの我慢も限界に近づいてきたようなので脱出しアマチュアの作品展示会に向かいます。個人的にはショーのお楽しみの大半はこの展示会にあると思うのですが、こちらは今年もすごかった。飛行機や船みたいに違うジャンルも興味深く、作品を一つ一つじっくり見たいところですが数が多すぎて駆け足で見て回ってもかなりの時間がかかります。それにしても去年も感じたけど、会場全体に、何かオーラっつうか、濃ゆ〜い空気が漂ってる感じがしてちょっとした息苦しさを覚えるのは私だけ?どの作品も膨大な時間と集中力あるいは執念を費やして制作されているわけですが、それがあれだけ(たぶん数千点でしょ)集まるとなんだか目に見えないエネルギーが会場を渦巻いているように感じられてちょっと怖いくらい。集まってる皆さんもかな〜り濃ゆい方々が多いってのもあるんだけどね。いや、その情熱はほんとにすごい。発電に回したら日本の電力消費量一年分がまかなえたりしてなんて思わず想像しちゃいました。この展示会だけでも見に行く価値がありますよ。
二日目もちょっと覗いてみようかなと9時頃会場に行きましたが、すでに無料駐車場は満杯。車の誘導が不親切なのもあって急に行く気が失せてしまい、そのまま海に向かって走り始めました。わずか数分走っただけで海岸線に出て、苺畑の広がるのどかな海岸通りを快適にドライブ。天女の羽衣伝説で有名な美保の松原を散歩したり名物みそおでんを食べたりしてのんびりと観光客気分を味わいました。その後エスパルスで有名な清水の町を見たり、港で休んだり。なかなかいい小旅行になりました。さて、来年はレトロモービルのレポートが書けるかな?
私が一番感動した作品はこの戦艦大和(?)。なんと水兵さんが甲板や艦橋にびっしり整列してるの!!何百人いるんだろ?インパクトありますね〜。っていうかちょっと怖い。まさに執念の力作。43の出品もぽつりぽつり見受けられますが、やっぱり43見たけりゃルマンの会でしょう。今年は歴代優勝車がずらりと並んでおりました。毎年企画立案、作品集め、搬入、展示、撤収といろいろご苦労だと思いますが、43啓蒙のためにもずっと続けていただきたいものです。物欲懺悔。ってほどでもないか。接着剤と硬化促進剤は見慣れないアメリカ製。どってことないけど。安かったし、使用中モデラーズのDevconのが新品なのに劣化してたから。あと、何かに使えるかと思ってバルサの小ブロック各種。皆さん買ったと思われるハセガワのマスキングゾル。こんなところです。
2005.5.7 GW、皆さんいかがお過ごしですか?私は買い物に出かけたり、家の近所の等々力渓谷(信じられないかも知れませんが環八の下に渓谷と呼ばれるところがあるんですよ。渓谷と言うより小川ですけどね)や多摩川を散歩したり、やはり近所のおしゃれなイタリア料理屋でお昼を食べたり、昼寝したり、都内某高級住宅街で某氏と悪巧みの相談したり、もちろん物欲したり・・・連休と言うより長く続いた日曜日って感じでした。43の方はと言うと制作中のCW311とVectorが随分進み、物欲したキットをながめて楽しんだり。私としては珍しい葉巻F1も買ってみました。いや、タメオの312Bじゃなくて硬派な英国製フルメタルキット、SMTSのEagle Weslakeです。Supercar Classicsの15号に記事を読んだらなんだか妙にカッコイイよくって、ついラクーンさんに問い合わせてみたらたまたま在庫があって・・・。よく知らないイギリスのキットですがグニャグニャ、バリだらけのメタルパーツがごっちゃり入ってて箱を開けるなり閉じたくなるようなヤツってイメージで全く期待してなかったんです。ところが届いてみたらこれがなかなかイイ感じじゃないの!。メタルのキャストが素晴らしいし、要所に高品質のエッチングパーツ(他のキットと共用らしく使えるのはエグゾーストブラケットとフューエルパネルだけ。)使われてるし、仮組みしてみると精度もかなり高い。基本的な構造物はしっかり作られてて変な省略はないし、使えるかどうかは別にして、こんな所までっていうゴミみたい(失礼)に小さいメタルパーツも入ってて気合いの入ったキットです。たしかにグニャグニャしたパーツもあるけど箱に入ってるパーツだけでちゃんと組めそう(って、あたりまえか)手を入れてやればかなりイイモデルになりそうな予感。ま、予感だけでとりあえず作る予定もないんですけどね。でも買って良かったなと思うキットでした。 欠点は肝心のカウルの形がいまいち良くないこと。全体に高すぎて幅が足りない感じ。サイドの膨らみとその下の絞り込みも不十分でだらっとしてる。ノーズ部分で上下を詰めて、出来ればFサスの直前当たりでノーズを伸ばすとイイかも。サイドはもうちょっと盛り上げて、下の方では削り込んで絞ってやりたいですね。メカ関係では、Fロッカーアーム、エンジンブロック、アップライト、ホイール以外は全て置き換えて・・・いわゆる完成しないってパターンですね。

追記:旧いモデルカーズ(NO13)をながめていたら某御大ともうひと方の作品が載っておりますね。15年近く昔の作品ですが、さすがの出来です。

2005.5.2 最近の43業界における最大の話題と言えばMRコレクションとメイクアップの協同プロジェクト、ルックスマートシリーズでしょうね。BBRクラスの完成品を半額以下でリリースするというのは非常にインパクトがある企画だと思います。もちろん私も買いましたよ、ジュリアGTA、コスモスポーツ、それに最新作のロータスヨーロッパもね。んで私の評価はどうかって言うと、手放しの5ッ星です。 個体のバラツキがやや大きい(パーツの曲がりや接着剤のはみ出しが散見されます。複数を見較べて購入することを勧めます)とか、車種によってはメイクアップ店頭サンプルとの差が歴然であるとか言いたいこともない訳じゃないけど、その驚異的なコストパフォーマンスの前には沈黙せざるを得ません。恵比寿ミスタークラフトでロータスヨーロッパの組み立て指示書を見ましたがそのパーツ数、構成からするとキットの形のリリースであれば1万以上でも適当と思われるほど充実した内容です。で、その完成品の店頭価格がその1.5万なんですから参った。出来も素晴らしく良くて95%以上の素人モデラーよりは上手く出来上がってるといっても良いでしょう。特に私が気に入っているのがウィンドウリムの細さと輝きですね。これはプロでも難しい部分ですから。JPSカラーのロータスヨーロッパのペイントの凄さは感動的ともいえます。クリアコートは当然のようにされているのですが、デカールの貼り方が完璧でシルバリングも歪みもなし!磨きの難しい黒だけど吹きっぱなしだから研ぎキズもなし、んでデカールの段差はないし、それでいてクリア層は決して厚ぼったく見えない。これだけ仕上げられるモデラーは多くはないと思います。実はジュリアの頃は仕上げも雑だったし頑張って安くしたな〜くらいにしか思ってませんでしたがヨーロッパでは大きな進化を遂げています。ダイキャストファンでも一目で違いのわかる仕上がりであちらのファンも相当取り込んでいるみたい。ルックスマートなんて・・・とお思いのコアな43ファンの方も是非一度じっくり見て欲しい。
いままではマーケットの混乱を恐れてか、ちょっと外し多気味の車種選択でしたが最新作はフェラーリ社公認F40とついに直球勝負にいどんできました。思わずこれも買ってしまいましたが、これまた素晴らしい出来。参りました。今後は288GTOが予定されてるそうです。427コブラ、250GTOみたいに43らしい車種も出して欲しいですが、従来製品とも上手く共存していってくれたらなと思います。
Fフェンダーの挽き物アンテナに注意。サイドミラーは鏡面入り。小物のメッキは43では見たこと無いくらい見事な仕上がり。インテリアも全く手抜き無し。すごく丁寧に作られています。多分割クリアパーツからなるテールライトが素晴らしい。ちらりと見えるギヤボックスには特徴的なシフトリンケージも再現されてます。
シリーズを追うごとにだんだん値上がりしていくのが気になりますがその分出来も良くなって言ってるのですから文句言えません。ただし商品の性格を考えれば今くらいの価格が上限のような気もしますね。
2005.3.25 たまには気まぐれ絵日記も更新しなきゃねってことで最近入手した新作の中でお気に入りのキットのレビューを書いてみます。前回のFordMk2に続いてプロバンスのAston Martin DBR9Version Presentationです。同じプロバンスと言ってもMk2は旧Provence Moulage製だから今回のPROVENCE MINIATURES AUTOMOBILESとは厳密には違うメーカーって事になりますね。旧プロバンスは倒産の少し前からキット構成が刷新されましたが新プロバンスになってからもそれを引き継がれていて、ユーザーとしては会社が変わったことは全く意識するところではありません。
以前のキットと較べて大きく違うのがレジンの材質。本来レジンは変形し易いためにメタルと較べて肉厚に作られていて、ダクト開口などの加工には余計に手間がかかるものですが、このキットでは写真のように肉厚が非常に薄い上、ほとんどのダクトが開口済みというからすごい!ダクト開口委員会の皆さんは淋しい思いをするかも。パーツ割りは以前のプロバンスからは考えられないくらい細かく、ボディと一体化された小物パーツはサイドマフラーくらいなもので、もはや立体塗り絵なんて呼び方は過去ものです。その分金属パーツ格段に増え、値段はあまり変わらないのにずっと高級なキットになっています。メタルのキャスティングは非常にいいのですが、エッチングパーツは立体感に乏しく、彫刻も今一歩。全体に大味でフォードMk2のより多少良くなっているとはいえ今後の更なる改善を期待したいところ。ヘッドライトの小径プロジェクターランプは透明パーツが付属しますし、テールランプもボディ一体ではなく別パーツ。レンズはメタルだけど塗り方次第でかなりリアルになるらしい。それにこの構造なら透明化も以前よりず〜っと楽でしょう。タイヤも旧プロバンスの大きな欠点でしたが、別売りして欲しいくらい素晴らしいものが付属します。全般に手抜きのない、素晴らしいキットに仕上がっています。と、ここまで結構誉めまくってきましたが、このキットの数少ない欠点をあげれば、ウィンドウとデカール。ウィンドウはリム無しの外張りとなりボディの糊代部分が一段下がっていて一体感が高まるように工夫されておりますが、その糊代はやたらと狭い。ウィンドウは周囲に黒い帯があるんでもっと糊代を取ってくれたらいいのに。そのせいかインストの作例はFウィンドウが凹んで見えるのが気になります。フロントはバキュームのほうが良かったような。デカールは小さな文字も潰れていないので印刷の質自体は悪くないと思うのですが、フロントグラスのスモークとピラーの黄色いストライプの後半部分にあるグラデーションは網点が大きくてかなり辛い。豊富なカーボンデカールも、気合いの入れようはわかりますがパターンが大きすぎて興ざめです。印刷工程ではなく、デザイナーの作る原稿段階に問題があるのでは?と欠点もあげつらいましたが、全体的には非常によくできたキットです。決して作りやすいとはいいませんが、中級くらいのモデラーなら気に入ってくれるはず。私の評価は5点満点で4.5位。
キットの設計思想は昔のプロバンスとは全く違います。作りやすさが魅力だったのにと昔からのプロバンスファンが嘆くのが聞こえそうですが私的には歓迎すべき進化です。このような劇的な変化が起きたのは何故か?私が思うに、以前のプロバンスの完成品では最新ダイキャストモデルに太刀打ち出来ないと考えたからではないでしょうか?厳しい競争の中で快調に売り上げを伸ばすBBRを横目に、プロバンスも中国製にはない精密感を売りに生き残ろうとしたのではないか。一度は倒産の憂き目を見ましたが幸いにして消滅することなく違うメーカーとして引き継がれたのは嬉しい限りです。以前にプロバンスの悪口を書いたこともありますが、ここで全面的に撤回させていただきます。頑張れ!新生プロバンス!私は他にアストン・ベルトーネジェットとパンテーラも買ったし、ルノー・メガーヌ・トロフィーも買うつもりです。皆さんもキットをどんどん買ってサポートしましょう!
形は悪くないけどやや迫力不足のフロント部分。キット化されたのは最初期のバージョンのようで、現在テスト中の車両はFスポイラーに小さなフィンが追加されています。リヤはなかなかいい感じ。でももっとワイドでワイルドな雰囲気にしても良かったのでは?超肉薄ボディは気泡ほぼゼロでプロバンスにありがちだったディティールのいい加減さも無し。ただし、脆いので取り扱い注意。シャシはタイヤとフェンダーの隙間から光が漏れない気の利いた構造。ドアライニングはデカール表現。複雑な形状のRウィングはメタル製。ロールバーも旧プロバンスとは雲泥の差。キャストのクオリティは最高。ホイールスポークがエッチングですが、少し前にでたアストンベルトーネジェットのほうは同じような形状なのにホワイトメタルでした。あっちの方が立体感があって良いのにね。質はイマイチながらリヤディフューザー、カウルファスナー、シートベルト金具、アストンのエンブレムなどエッチングパーツてんこ盛り。デカールは要改善。
2005.1.15 新年の初日記。田舎育ちの私はぼんやり電車に乗っているのが苦手で通勤電車ではいつも文庫本を読んでいます。ジェフリー・アーチャー(「ケインとアベル」は絶対読むべし)やマイクル・クライトン(「ジュラシックパーク」の原作はすごいぞ)なんかのエンタテインメント小説が好みなのですが、好きな作家がどんどん新作を書いてくれるわけでもない。んで書店で面白そうな本を探すのですが、これは!という作品に出会うのもまた楽しみです。最近のヒットはテス・ジェリッツェンという新人の「僕の心臓を盗まないで」(角川文庫)。面白かった(終盤はやや陳腐ですが)んで続けて同著者の「外科医」も読んだけどこれも秀逸。仕事柄こういう医学サスペンスも好きな分野ですが、この日記にはふさわしくないのでクルマ関係の本を挙げるとすれば「エンツォ・フェラーリ」ブロック・イェイツ 桜井 淑敏訳(集英社文庫)。ドキュメンタリーものは退屈だったりするので読まないのですがフェラーリの伝記が文庫コーナーで平積みしてあるなんで珍しいなと手に取ってみました。途中で投げ出すかと思いきや軽妙な筆致にどんどん引き込まれてしまいあっという間に読み終えてしまいました。スクーデリアフェラーリのGP戦史を軸にエンツォとドライバーやエンジニアとの関わり、秘められたプライベートライフ、数々の名車等々に関するほんとかいな?というような眉唾もののエピソードが散りばめられてます。エンツォ自身や熱心なファンによって造られた伝説を検証し真実を語るといった切り口でちょっとゴシップ風すぎるきらいもあるですがそれはそれで面白い。ブガッティ、カニンガム、シェルビー、ランボルギーニらの脇役達もストーリーを盛り上げ、フェラーリファンならずとも楽しめるはず。読み終えてあらためて感じたのはフェラーリの凄さはどんな苦境にあっても常にレースに関わり続けたこと。これは他のいかなる自動車メーカー、チームも成し得なかったことです。やっぱりフェラーリは特別ですね。読んだ文庫本は場所を食うのが嫌でたいていゴミ箱行きなのですが、こいつは久しぶりに本棚に納まることとなりました。 アンチハイテク・エンジン偏重主義、ドライバーに対する冷淡さと偏愛、フォードやフィアットによる買収劇、レースの資金集めに過ぎなかったロードカー販売などの数々エピソードは必読です。
この本の欠点は写真がほとんど添えられないことでよほど詳しい人以外はリファレンスが必要になるでしょう。おすすめはソニーマガジンズの「スクーデリアフェラーリ」(絶版)。豊富な写真で各年代のGP成績とマシンを解説しています。ドライバーやエンジニアらのインタビューはあるものは本書の記載を裏打ちしあるものは間違いを指摘していてこれだけでも楽しめます。資料性の高い本なので是非オークションか古本屋で探してみてください。